絶滅危惧U類(モクレン科)

オオヤマレンゲ
撮影地・徳島県・高ノ瀬山西方
撮影日2007年6月28日


標高の高い山地に生える落葉低木。幹は5m以下で、葉は互生し、長さ6〜18cm、幅5〜12cm、広い逆さ卵形で先端はとがり、長さ2〜4cmの柄がある。5〜7月に直径5〜10cmの白色の大きな花を枝の先端に下または横向きに付ける。萼辺片は3個で花弁は6〜9個名前は「大山蓮花」で奈良県の大峰山に多いことによる。本州(関東以西)四国、九州に分布する。県内では、木沢村、木頭村、木屋平村、東祖谷村、剣山で成育を確認した。西祖谷村に記録がある。分布が限定されている上に、森林の伐採や園芸ようの採取により、個体数が減っている。朝鮮や中国に近縁種が分布し、大陸とのつながりを示す植物と言われている。

徳島県の絶滅のおそれのある野生生物ー植物編ーを引用した。